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2021-10-01 13:44:00
不動産を売却したときの税金は?

今日は不動産を売却した場合の税金についてです。

売却した翌年に確定申告しなければなりませんが、売却後の手残り金額がいくらになるのか、

売主様にとって非常に重要な問題となります。売却計画をなされる際の、ご参考になれば幸いです。

※実際には税理士にご確認してください。

 

支払う税額を計算するには、課税譲渡所得金額に税率を掛けます。

 

因みに、復興特別所得税を入れた税率は

保有期間5年超の長期譲渡所得税は、20.315%(所得税15.315% 住民税 5%)

保有期間5年未満の短期譲渡所得税は、39.63%(所得税30.63% 住民税 9%)

となります。

 

では、課税譲渡所得金額はどのように計算するのか

「譲渡所得金額」は、以下の通り計算します。

 

課税譲渡職金額=譲渡価格(売った値段)- 取得費 - 譲渡費用 - 特別控除

 

取得費になるもの(4,5,6は、事業用であれば経費、非事業用であれば取得費になります。)

1、売却する土地や建物の購入価格(建物は減価償却後)

2、購入時の仲介料

3、購入時の立退料等

4、購入時の売買契約書の印紙代

5、購入時の登録免許税・登録手数料(所有権移転や抵当権設定など)

6、不動産取得税

7、搬入費・据付費

8、建物等取壊し費用

9、固定資産税精算金

10、利用開始までの借入金の利息、2棟目は取得費か必要経費になる

 

※尚、購入時の契約書、領収書等で確認します。

 

譲渡費用になるもの

1、売却時の仲介料

2、売却するための測量費

3、売却するために使った広告費

4、売却時の売買契約書に貼る印紙代

 

特別控除になるもの

 

※RC事業用建物の償却率は0.022、因みに耐用年数は47年です。

建物取得費 = 建物購入代金 - 減価償却費

減価償却費 = 建物購入代金 × 0.9 × 償却率 × 経過年数

 

※譲渡所得税計算は以下のサイトのシミュレーションが分かりやすいです。

ご参考になれば幸いです。

不動産経費税金シミュレーション.png