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2023-02-14 18:00:00
相続した不動産放ってる空き家のことを考える

◆ご存知ですか?進む空き家の活用

2015年に施行された「空き家対策特別措置法」の影響もあり、空き家を有効活用できないかという意識が不動産所有者に高まってきています。空き家の活用は、地方都市にとって再生のチャンスにもつながります。コロナ禍を受けて、住まいの拠点を増やして、都市部を離れる人や、田舎暮らしを始める人もでてくるなど、住まいの考え方が多様化していることも空き家利用の促進につながっています。

◆でも、空き家のままで困らない人もいます

一方で、ただ貸したくない、売りたくないという気持ちが根強いのも確かです。昔から「家」は自分たちの家族が暮らすものという発想があるからです。移住者の希望の多い地域では、空き家を貸したい人以上に借りたい人が多くなりますが、空き家を持っていても困らない人は、安く貸す必要も、安く売る必要もないと考えることもあります。

◆不動産にお金をかけたくない気持ちも

困らないからと言って、そのままでもいいと思っているとは限りません。ただ、できればなんとかしたいが、特にお金をかけたいわけではないと思っている方も多いのではないでしょうか。家がどんどん古くなって、そろそろ手入れをしないと老朽化が激しくなって取り返しのつかないことになると周りに言われても、所有者本人は、まだまだ大丈夫だろうと後回しにしてしまうケースも多くあります。

◆需要のあるうちに、これからを考える

オンラインの活用ができるのであれば、住む場所は不便な立地でもよいという選択肢が生まれた今、空き家の所有者側にも選択肢が増えたことも確かですが、劣化した建物だと活用に想定以上に費用がかかるケースもあります。需要があり、売れる可能性のあるうちに手放すのも考えの一つです。